2025年12月19日 更新

ジャガイモの育て方

ペンネーム:ヴェジーズ

仕事の疲れ癒すため、休日は家庭菜園をしてリフレッシュしています。
1年間に約10種類の野菜を作っていますが、その中から1年中様々な料理に使われるジャガイモについて、私の育て方を紹介します。

種イモの準備

食用のジャガイモや収穫したジャガイモを種イモとして利用すると、種イモが原因で病気が伝染する可能性があるそうなので、ウイルス検査済の種イモを園芸店やホームセンター等で購入します。
購入した種イモは日光が当たる場所に2~3週間ほど並べて芽を出させます(芽出し)。芽出しをすると種イモをそのまま植え付けたときよりも発芽がそろって、その後の生育がよくなります。

植え付け

畝幅60~70cmの真ん中に深さ10cm程度の溝を掘り、30cm間隔に種イモを置いたあと、種イモと種イモの間に肥料(堆肥と化成肥料を1握り程度)を置きます。
最後に種イモの上5~8cmほどの高さを目途に土をかぶせます。
なお、ジャガイモは酸性の土が好きな野菜なので、石灰は入れないようにします。


 

芽かき

芽が伸びて草丈10cmぐらいになった頃、1つの種イモから芽がたくさん出ていたら、生育の良い2~3本を残して、ほかの芽を根元から引き抜きます(芽かき)。
たくさんの芽を伸ばすと新イモはたくさん出来ますが、1つ1つの大きさが小さくなってしまいます。2~3本に芽かきすることで大きな新イモが出来やすくなります。
※新しくできるジャガイモを「種イモ」と区別するため、「新イモ」と表現しています。

 

土寄せ・追肥

新イモは種イモの上にできるので、株元を中心に土を盛ります(土寄せ)。
新イモが土からはみ出て太陽光に当たると緑色になり有害物質であるソラニンの含有量が増えるため、土から出ないようにしっかり土寄せをします。
1回目は芽かきと同時期、2回目は1回目の土寄せから2~3週間後を目安に行います。
また、土寄せに合わせて肥料を土に混ぜます(追肥)

花摘み

花が咲く頃に土中の新イモが太りだします。新イモの成長に必要な栄養分を花に取られないように、花(もしくは蕾)を取り除きます。

収穫

葉が黄色くなり、枯れて倒れてきたら収穫をします。
新イモを傷つけないように株元から少し離れた所からスコップを挿して土を掘り上げ、茎を持ちながら収穫します。
なお、土が湿っている状態で収穫すると、新イモに泥が付いて保存中に腐りやすくなるため、できれば晴天が2~3日続いた後に収穫します。
収穫後は水で洗わずに風通しの良い日陰に1個ずつ広げて乾かします。期間は天候や湿度によって異なりますが、一般的には1~3日が目安といわれています。乾かしたあと、付着している土をやさしく落として終了です。

さいごに

ジャガイモの栽培期間は100日程度で、春植えと秋植えで栽培できます。また、プランターや培養土の袋を使用しても栽培できますので、興味を持たれた方は、チャレンジしてみてください。