2026年3月31日 更新

ラオス物語〜4泊6日のルアンパバーン編〜

ペンネーム:Seiji

2024年12月、私は初めてラオスという国を訪れました。その時は、全くの未知な国であり、少しの緊張を持ちながら、46日でラオスの首都ビエンチャンを満喫したのを思い出します。
その1年後、2025年11月に2度目のラオスを訪れました。
今回は、世界遺産になっているルアンパバーン(ルアンプラバン)への旅。

 

このルアンパバーンは、西洋文化と仏教文化が融合している古都として、1995年に世界遺産登録され、それ以降、アジアで最も訪れたい都市に毎年のようにランキングされています。
私の今回の目的は、そんな古都で喧騒から分離された静かな雰囲気に浸りたいというものでした。

到着したルアンパバーン空港は、私のイメージする佇まいを持ち合わせ、空港から市内へと向かう道路も舗装されていない、砂埃が舞うような、とても期待できる感じがありました。

私の宿泊するホテルは、佇まいも閑静な場所にあり、1泊3,000円とリーズナブルであるにも関わらず、とても清潔な素敵なホテルでした。

ここまでは、私の目的のイメージ通り。

が、しかし…

 

夜に食事をとるために、街へと繰り出しました。私の希望は、「地元のローカルなファミリーで営んでいるような食堂でラオス料理を食べたい」というもの。

10分ほど歩くと、繁華街に到着します。
そこは、私の想像していなかった、喧騒さが待ち受けていました(笑)

前回、首都ビエンチャンを訪問した時には、ほとんど欧米系の観光客の姿は見ませんでした。しかし、ここルアンパバーンの繁華街では、多くの観光客がビールやワインなどを片手に食事をしている光景が広がっており、少し大袈裟にいうと、観光客で道路も溢れるほどの混雑ぶりでした。
初日から、私の目的と希望は、無惨にも雲散霧消したのでした。
ただ、その夜は歩き回り、やっと一軒のファミリーがやっている食堂を見つけて、ラオス風の豚肉入り焼飯とビアラオで乾杯しました。リーズナブルでお店の皆さんとても優しく、ほっこりした気持ちでホテルに帰りました。

 

私の今回の旅は、ゆっくりと過ごすことが目的だったので、どこを観光しようという目的はありません。ただ唯一、Lulalao coffeeというラオスコーヒーの店は訪れるつもりでした。それは、ラオスコーヒーを広めたいという思いを持った日本人ご夫婦が経営していたことと、さらに、奥様が奇遇なことに、たまたま私の高校の後輩であったことがきっかけです。
運良く、ご夫婦にお会いすることができ、ラオスコーヒーを飲みながら、ラオスのことやラオスコーヒーのことなどを語らい、とても素敵な時間を過ごしました。また、お土産にはもちろん、「鹿児島銘菓 軽羹饅頭」を持参!

是非、ルアンパバーンに行かれる際には、このLulalao coffeeにお立ち寄りください。

 

私のルアンパバーンの旅で、この他に印象に残っているのが、僧侶の朝の托鉢です。
ラオスは仏教徒の多い国ですから、毎朝、僧侶の托鉢が日の出の頃から始まります。丁度11月だったので、6:30頃から托鉢が始まりました。

托鉢には意味があります。
それは、僧侶の修行として、人々の施しだけで生活することで、物欲やプライドへの執着を捨て、仏の道を学びに集中すること。
もうひとつは、施しをする側に、見返りを求めずに「喜んで捨てる(喜捨)」という修行の場を提供し、善い報いをもたらすことです。

しかし、この托鉢を施す側の人々はほとんどが観光客であり、この托鉢風景も喧騒としており、修行の場には程遠い雰囲気です。
以前はもちろん、僧侶の修行としての托鉢であったはずが、いつの間にか観光アトラクション化しているのが現実です。100-200人、いやそれ以上の観光客が僧侶に托鉢を施すために日の出前から並んで座っています。

しかし、ここに幾つかの考え方があります。

私のように静寂を求めて訪れた者からすると、僧侶の修行としての托鉢がこのような形で毎日行われているのは、とても残念な気持ちになりました。一方で、観光客が来て、アトラクション化された托鉢は、経済を発展させる1つになっているのも事実です。

僧侶に施すための托鉢の品を観光客に売って生計を立てている地元の人々がいるのも確かです。


托鉢のアトラクション化は、それを施される僧侶も理解しながら托鉢をしているように思われます。また、この施される品は、もちろん食べ切れる量ではありません。故に、その地域の学校や施設などに提供されると聞き、それはそれで良いことだと思えます。

私は、静けさを求め、このルアンパバーンを訪れたのでしたが、思いの外、日本での日常よりも喧騒な中で4日間を過ごしました。それでも、ラオスの人々の優しく純粋な気持ちに接し、喧騒な環境の中でも、私の内面はとても穏やかで、有意義な時間であったと思えます。

既に、ルアンパバーンから帰国して、4ヶ月が経ちました。Lulalao coffeeのご夫婦から、「次回来るなら、雨季の6月頃がいいよ。オフシーズンで観光客はほとんどいないし、新緑がとても鮮やかだよ」とアドバイスしてもらったので、次回はその時期に訪れたい、そんな気持ちが胸の辺りに感じられます。
Lulalao coffee」にご興味のある方はぜひ、インスタをご覧ください。