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【ラオス物語の始まり】
日本は冬真っ只中。
2024年12月8日 午前9時30分。
私を乗せて、福岡国際空港を一機の飛行機が飛び立ちました。
向かう先は、ラオス人民民主共和国の首都 ビエンチャンです。
ヴェトナム タンソンニャット国際空港(ホーチミン)で乗り継ぎ、約10時間30分でワットタイ国際空港(ラオス ビエンチャン)へ到着しました。
今回、どうして私がラオスへの一人旅を決めたのか、それは、2016年 ニューヨークタイムズ誌で「世界で1番行きたい国」に選ばれたという記憶があったことと、何か神秘的でミステリアスな感じを私自身が感じたことが大きいでしょう。
【ラオスはどんな国?】
ラオスはヴェトナムとタイ、中国、ミャンマー、カンボジアに国境が接している内陸国です。
国土面積は24万平方km、人口は約755万人、首都 ビエンチャンには約99万人が住んでいます。
また、1ヶ月あたりの平均収入は、日本が30万円程度であるのに対し、1〜2万円程度であり、また、平均年齢は、日本が49歳であるのに対し、ラオスは24歳とだいぶ若く、現在はまだまだ発展途上の国ですが、今後大きな発展を遂げる潜在力を持っている国です。
また、至る所に寺院があり、国民の約70%が仏教徒だということです。
そして、ラオスは親日国でもあり、日本とは、1955年3月5日に国交を樹立しています。
【ラオス 1日目】
私は12月8日19時にワットタイ国際空港へと到着し、20分程度でラオスへ入国。
すぐに、両替、SIMカード交換、タクシー予約を済ませ、15分ほどタクシーに揺られ、20時過ぎにはホテルへ到着しました。
ラオスの通貨は、ラオスKip(キップ)ですが、10,000ラオスKipが日本円で約70円。
その日のタクシー料金は154,000ラオスKip、日本円で1,078円でした。
1ヶ月の収入、そして物価が日本の1/3程度であることを考えると、この値段は相当高いのだと感じますね。
【ラオス 2日目】
ゆっくりとしたラオスでの朝を迎え、ホテルでの朝食を堪能して、10時頃から観光へと出発。
ちなみに、私の宿泊した「Family Boutique ホテル」は、1泊約5,000円ではあるものの、繁華街に位置し、とても利便性がよく、朝食も大満足でした。
パトゥーサイ(Patuxay)
ラオス語で「勝利の門」を意味する「パトゥーサイ」は、1962年から、内戦の終結を記念して建造が開始されました。ラーンサーン通りをパリのシャンゼリゼ通りに見立て、パリの凱旋門を参考にして建設を行ったと言われていますが、財政難等もあり、今でも未完成のままです。
ブッダパーク(Buddha Park)
タラートサオバスターミナルから、日本の昔ながらの形をした路線バス14番線に乗ります。
そこから約25キロ、約50分ほどバスに揺られるとブッダパークへ到着します。
運賃は 18,000ラオスKip、日本円で126円。
このブッダパークは、1958年、宗教家であり彫刻家でもあるブンルア・スリーラット氏により造られました。正式にはワット・シェンクワンというお寺の名称を持っていますが、本堂もなければ、僧侶もいません。そこには独特なモニュメントが200体以上も建っていますが、まさに、仏像のテーマパーク、仏像のカオスといった世界観が広がっています。
これだけの仏像が建っていると、見る側は、それだけで笑いが込み上げてくる、そんな場所ですね。
2日目の夕食
ホテルの朝食を除いては、ラオスで食べる初めての食事。
美味しそうな匂いに釣られて、道路沿いの串焼きを焼いていた屋台のような食堂にしました。
夕食は、豚のモツ焼きを3本と、ミステリアスな肉の串焼き1本、それに初のラオスビール(Beer Lao)500ml 1本を注文して待ちました。やって来た、ミステリアスな肉の串焼きは、恐らく何かの鳥肉でしょうが何なのかはわかりません(笑)
豚のモツ焼きは、1本毎の量が多く、これだけでお腹いっぱいになります。
味付けも含めて、ビールとの相性バツグンでとても美味しく、大満足でした。
ちなみに、夕食は20,000ラオスKip(140円)
日本で同じものを食べると、安く見積もっても、1,500円ほどするだろうなという感じです。
【ラオス 3日目】
朝食を済ませ、9時過ぎにホテルを出発。
今日は、寺院を3つほど巡り、夜はメコン川沿いにあるナイトマーケットを訪れる予定。
ワット・シーサケット(Wat Si Saket)
白い門を持つワット・シーサケットは、ヴィエンチャン最古の寺院として有名です。
境内には約6,000体もの仏像が安置されており、回廊には様々な色と大きさの仏像がずらりと並び、見ている私たちを圧倒します。
ワット・シームアン(Wat Simuang)
この寺院が建立された際、シーという名の妊婦が人身御供として自ら支柱の穴に飛び込み、それ以来守り神になったという伝説の女性「シー」が眠るビエンチャンきっての名刹。
圧倒的に女性の参拝者が多く、特に本堂では、結婚、出産、入学、死別など人生の節目に行われるラオスの伝統儀式バーシーを受ける女性で賑わっています。
タート・ルアン(Pha That Luang)
ラオス最高峰の寺院であり、45mの黄金の仏塔はラオス国民のシンボルと言われ、国章にも描かれています。黄金一色で過剰な装飾もなく、その姿は、気品高く、そして美しく、私たちを魅了します。ラオス語で「タート」は塔を意味し、「ルアン」は大きいという意味を持っています。
3日目の昼食
タート・ルアン近くのファミリーで営んでいる食堂に入り、ライスヌードルとビアラオ2本を注文。
辛くもなく、ヴェトナムのフォーと同じようなヌードル。サラダまで付いて80,000ラオスkip(560円)、大満足でした。
ナイトマーケット
ホテルへ一旦戻り、19時頃ナイトマーケットへと出発。
ナイトマーケットはタイとの国境に近い、メコン川沿いにあります。毎日開催され、主に衣料品の店が多いようです。地元の家族連れから観光客まで、多くの人々が訪れていましたが、値段は思ったよりも安くない感じでした。その近くには遊園地もあり、20時頃でしたが、家族連れで賑わっていました。
また、近くには露天のフードコードが立ち並び、私のその日の夕食はこのフードコートにしました。店を探していると、ひとりの少女が私にメニューを手渡してくれたので、ファミリーで経営しているその店で食事することに。
ライスヌードルと野菜の炒め物、そしてビアラオを注文。私は辛いものが苦手なので、事前にスパイシーでないことを確認したにも関わらず、一口食べただけで、辛い(笑)
ビアラオで流し込みながら、3分の2ほど食べてgive up(泣)
食事 75,000ラオスkip(525円)、ラオスビール 25,000ラオスkip(175円)
貴重な体験でした、、
【次回、後編へ続く】