日常で役立つこころの整理法

私たちの日常にはいろいろなことが起こる

私たちは日常の仕事や家庭において、毎日のように色々な出来事が起こり、そんな出来事や問題に悩まされることがありますね。
そんな時、私たちは気持ちがイライラしたり、表情がこわばったり、落ち込んだり、他人に当たったりすることが多くなります。
そして、少しでも気持ちが楽になれば、どんなに良いだろうと思うことでしょう。
そんな時に役立つ「こころの整理法」を紹介したいと思います。

こころの整理法とは

それは、私たちのカラダに聴いてみるという方法です。
私たちのカラダは、私たちが何をやりたいのか、どうしたいのかを知っています。

私は会社へ出勤する時、いつもビルの１階から会社がある８階まで階段を登ります。
すると、８階まで登り終えた時、私のカラダ全体は腰を下ろす場所を欲し、水分を要求します。
そして、椅子に座り、ペットボトルの水を一気に飲みほします。
このように、私たちのカラダは体が疲れれば、休む場所を欲しがり、喉が渇けば水分を欲します。
私たちのカラダは、私たちが次にどうしたいのかを知っており、私たちへメッセージを伝えてくれます。

「こころの整理法」の実践ステップ

それでは、どのように「こころの整理法」を行えば良いのか説明したいと思います。

１.静かな場所を選ぶ。

まず、カラダに意識を向けやすいように、静かな場所を選び、椅子でも、床でも良いので、
楽な姿勢をとります。その時、眼は閉じても、閉じなくても構いません。

２.カラダに意識を向けてみる。

次に、カラダに自分の意識を向けてみましょう。
胸やお腹の辺りに意識を向けると、何かの感覚が出てくると思います。
そして、そこにどんな気持ちや感覚があるのか気づきましょう。
例えば、胸の辺りにイライラした感じがあるなら、そのイライラした感じがあることを理解しておきます。
“胸の辺りにイライラした感じがあるなぁ”というように。

３.その感じに話しかけてみる。

次に、その感じに話しかけてみます。
“その胸にある〇〇な（イライラした）感じは、今の私のどんな問題や状況からの〇〇な感じ（イライラな感じ）なんだろう”と。
そして、その感じ（ここでは、イライラした感じ）から私へとメッセージがやって来るのを焦らずに待ちます。

４.その感じからのメッセージを受け止める。

そして、その感じからのメッセージを受け止めます。
どんなメッセージがやってくるかわかりませんが、ただ、その感じからのメッセージを受け止めます。
例えば、その感じからのメッセージが”誰も私を手伝ってくれないからイライラしてるんだよ”と
いうものだったなら、”そうか、そうか、誰も手伝ってくれないことでイライラしてるんだね”と
ただそのまま受け止めて、そのイライラへ伝えてあげましょう。

５.その感じに感謝して終わりにする。

その感じを受け止めたなら、メッセージをくれたその感じ（イライラした感じ）へ
”教えてくれてありがとう”と感謝を伝えて終わりにします。

最後に

このこころの整理法は、ほんの4,5分程度でできます。
これにより、私たちのカラダの感覚は、以前とは違う感覚を感じられるはずです。
私たちのカラダからのメッセージは、私たちが次に何をすれば良いのかを教えてくれるとても大切なものです。
日頃から、カラダのメッセージへ耳を傾けることで、気持ちが楽になる体験が増えていくと良いですね。
家庭や職場などで、気持ちが落ち込んだり、イライラする時に、やってみてはいかがでしょうか。