2024年8月12日 更新

長寿・子宝の島 徳之島で “Let’s Enjoy”

ペンネーム:Seiji

徳之島について

読者の皆さんは徳之島をご存じだろうか。

鹿児島から南へ500キロ、沖縄からも500キロ。ちょうど鹿児島-沖縄の真ん中に位置する島です。
交通手段は、鹿児島からは飛行機と船で移動できますが、飛行機だと1時間程度、船だと16時間かかります。

鹿児島県 奄美群島に徳之島はあります。
奄美群島には、「奄美大島、喜界島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島」の8つの島々があります。
私は14、5年前に2年間住んでいましたが、自然に囲まれ、毎日、ゆったりとした時間を過ごしていました。

【徳之島町市街地】

有名と言えば、「泉 重千代翁」、「さとうきび」、「闘牛」、「長寿・子宝の島」、「トライアスロン」、「尚子ロード」等々、沢山あります。

果物や野菜も新鮮で美味しく、島バナナ、マンゴー、パッションフルーツ、メロン、たんかん、ジャガイモなど、おいしい食材が沢山隠れている宝庫です。
最近はコーヒー栽培も行っています。

私は徳之島から鹿児島へと戻った時、
鹿児島の朝市に並んでいる野菜や果物に新鮮さやみずみずしさを感じられませんでした。
それだけ、徳之島では新鮮で生き生きとした命の宿った食材を食べていたのだとつくづく実感しました。

 

徳之島の魅力を紹介

1.【1979年 長寿世界一に認定された泉 重千代翁の生家】
徳之島 伊仙町 阿三

泉重千代翁の他、2002年には本郷かまとさんも女性長寿世界一に認定されており、
徳之島は長寿の島として有名になりました。
また子宝島としても有名であり、1980年徳之島で五つ子が生まれた時、それぞれの名前に「長寿世界一」から一文字ずつ取って名付けたことは有名な話です。

そして、徳之島空港は「徳之島子宝空港」と命名されているんです。

 

2.【サトウキビ畑】

さとうきび栽培は奄美群島と沖縄で盛んですが、奄美群島の中では、徳之島が一番盛んであり、年間17万トン程度を生産しています。
また、奄美群島は日本で唯一、黒糖焼酎の製造が許可されている地域であり、徳之島でも多くの黒糖焼酎を製造しています。

 

3.【犬の門蓋(いんのじょうふた)】 徳之島 天城町 兼久

隆起したサンゴ礁が長い年月をかけて荒波に浸食されできた地形であり、1枚目の写真は通称「めがね岩」と言われています。
夕日の眺めは絶景であり、次回は夕方に訪れてみたいスポット。

「この地の由来は、昔、大飢饉のおり犬が群れをなし、人畜に危害を及ぼしたのでこれを捕まえ海中に投げ捨てたことからついたと伝えられている。」そうです。
(犬の門蓋 看板より引用)


4.【樹齢300年を超えるガジュマルの木】 徳之島 伊仙町 阿権

徳之島は、自然豊かで、木々も生き生きとしており、このガジュマルの木は樹齢300年以上とされており、パワースポットとしても有名です。


5.【水中鍾乳洞(ウンブキ)】 徳之島 天城町 浅間

2019年5月、徳之島で日本最大級の水中鍾乳洞が新たに発見され、大きな話題となりました。そして、2019年10月には、テレビ朝日「報道ステーション」で日本初公開され、大きな反響を呼びました。
ウンブキとは方言で「海の谷、洞窟」を意味し、海底鍾乳洞は、かつてサンゴ礁が地上に隆起して鍾乳洞が作られた後、再び海に沈んでできたとされています。


6.【犬田布岬】 徳之島 伊仙町 犬田布

戦艦大和の慰霊塔犬田布岬

写真1枚目:戦艦大和の慰霊塔。毎年4月7日には慰霊祭が執り行われ、遺族を始め大勢の人々が集まり平和を誓います。
写真2枚目:犬田布岬。切り立つ断崖と広大な海とのコントラストが絶景。奄美群島国立公園の一部であり、奄美十景にも選ばれています。


最後に

2021年7月、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世界自然遺産へ登録されました。これは、世界の生物多様性ホットスポットの一つである日本の中でも生物多様性が突出して高い地域であることが理由です。

徳之島には、この他にもまだまだ沢山の見どころがあります。
是非、皆さんも徳之島を訪れ、自然の豊かさを堪能してみてはいかがでしょうか。